「アグー」と「あぐー」!?
先日の沖縄帰省では、名護市を訪れました。
海あり山あり、景色も空気もきれいです。
名護市といえば、「アグーの里」であることをご存知でしょうか?
今でこそ各地で出回っているアグー豚ですが、戦禍で途絶え、絶滅したと思われていました。
そんな状況下、1981年に名護博物館が調査に乗り出し 僅かに生息していたアグーを見つけ出します。
アグー復活の立役者であり、名護博物館の初代館長でいらっしゃる 島袋正敏(しまぶくろせいびん)さんにもお目にかかえることができました。
雑種化したアグーの戻し交配を行い、戦前に近い形質を備えた豚が復活するのに 約10年の歳月がかかりました。
「アグーのみならず、沖縄の食文化を築いてきた在来文化資源を、当たり前のこととして復元しなければならないという想いで進めてきたが、当初はアグーの復活に興味を持つ人は少なかった」
と、島袋さんは振り返ります。
どのように風向きが変わったかは・・・また別のお話しで
ところで タイトルに書いたように、アグーには「アグー」と「あぐー」があります。
近年出回っている「あぐー」(平仮名なのがポイント!)の多くが、在来種アグーと西洋種のハイブリッドです。
アグーは小柄で一度に産める赤ちゃんの数も少ないため 量産するのが難しいと言われていますが、それをカバーする豚種として多くの畜産農家さんが育てています。
結果、現在のように広く出回ることとなりました。
一方で、在来種にこだわって育てている畜産農家さんもいらっしゃいます。
「アグー」とカタカナで表記されている豚を見つけたら、もしかしたら両親ともに在来種DNAの希少なアグーかもしれません。
(カタカナ表記であっても ハイブリッド品種である場合もありますので、必ずしもではありません)
この度 名護で出会った「黒琉豚アグー」は、まさに希少な琉球在来豚アグーです。
赤身のしっかりとした肉質と旨み、脂身のさっぱりとした甘みが美味しい豚さん。
(kumyの感想です)
一般的な豚と比較した場合の特徴は、以下の通り。(宮城ミートさんのチラシより)
旨味成分が多い
コレステロールが少ない
ビタミン、コラーゲンが豊富
臭みが少ない
脂身が香ばしくさっぱり
3月の沖縄料理を作ろう会 では、その黒琉豚アグーを直売店よりお取り寄せし、ご紹介いたします。
名護の記録はまだまだ続く・・・
島袋正敏さんインタビューの様子は、また後日書いていきます。
泡盛の専門家でもいらっしゃるのです
海あり山あり、景色も空気もきれいです。
(名護城公園より〜桜も見頃でした)
名護市といえば、「アグーの里」であることをご存知でしょうか?
今でこそ各地で出回っているアグー豚ですが、戦禍で途絶え、絶滅したと思われていました。
そんな状況下、1981年に名護博物館が調査に乗り出し 僅かに生息していたアグーを見つけ出します。
アグー復活の立役者であり、名護博物館の初代館長でいらっしゃる 島袋正敏(しまぶくろせいびん)さんにもお目にかかえることができました。
雑種化したアグーの戻し交配を行い、戦前に近い形質を備えた豚が復活するのに 約10年の歳月がかかりました。
「アグーのみならず、沖縄の食文化を築いてきた在来文化資源を、当たり前のこととして復元しなければならないという想いで進めてきたが、当初はアグーの復活に興味を持つ人は少なかった」
と、島袋さんは振り返ります。
どのように風向きが変わったかは・・・また別のお話しで
ところで タイトルに書いたように、アグーには「アグー」と「あぐー」があります。
近年出回っている「あぐー」(平仮名なのがポイント!)の多くが、在来種アグーと西洋種のハイブリッドです。
アグーは小柄で一度に産める赤ちゃんの数も少ないため 量産するのが難しいと言われていますが、それをカバーする豚種として多くの畜産農家さんが育てています。
結果、現在のように広く出回ることとなりました。
一方で、在来種にこだわって育てている畜産農家さんもいらっしゃいます。
「アグー」とカタカナで表記されている豚を見つけたら、もしかしたら両親ともに在来種DNAの希少なアグーかもしれません。
(カタカナ表記であっても ハイブリッド品種である場合もありますので、必ずしもではありません)
この度 名護で出会った「黒琉豚アグー」は、まさに希少な琉球在来豚アグーです。
赤身のしっかりとした肉質と旨み、脂身のさっぱりとした甘みが美味しい豚さん。
(kumyの感想です)
一般的な豚と比較した場合の特徴は、以下の通り。(宮城ミートさんのチラシより)
旨味成分が多い
コレステロールが少ない
ビタミン、コラーゲンが豊富
臭みが少ない
脂身が香ばしくさっぱり
3月の沖縄料理を作ろう会 では、その黒琉豚アグーを直売店よりお取り寄せし、ご紹介いたします。
名護の記録はまだまだ続く・・・
島袋正敏さんインタビューの様子は、また後日書いていきます。
泡盛の専門家でもいらっしゃるのです