Kumy's Okinawan Food & Life Style

東京在住、ウチナーンチュのkumyです!
お料理をコアテーマに、「島の風」を感じる様々なカルチャーをお伝えします!

4月も後半、季節は初夏へと移りつつあります。
沖縄は続々と海開きが行われ、ゴールデンウィークが明けたら梅雨雨に突入、という時期になってきました。
(たまーにGW中に梅雨入りする年もあり、せっかく訪れた方々にとっては残念な天気となるケースもありますね...ガ-ン

さて、今日は 「月桃」 について。

沖縄では馴染み深い植物・月桃 (げっとう)ですが、沖縄の伝統行事「ムーチー (餅)の日 」にお餅を包む葉として使うのが、一番メジャーな活用法です。

お餅を包んで蒸し上げることで葉本来の香りが際立って風味豊かに仕上がるだけではなく、葉っぱ自体の抗菌作用から保存性にも優れていると言われていますし、
ポリフェノールなど肌に良いとされる成分も含まれており、石けんや化粧品としても多用されています。

その月桃の葉を使った石けんを東京で作れるのが、港区白金台にあるサロン DROPS
【4月・5月 季節限定】の月桃石けん作りを体験をしてきましたので、ご紹介しますね。


遡ること2ヶ月前。
2月に収穫した月桃の葉を干して粉砕し、ひまわり油で浸出させて完成させた月桃オイルを使うようです。
天然の緑色がキレイですピカピカ


シアバターやオーガニックココナッツオイル (フィリピン・ミンダナオ島のフェアトレード) など厳選素材とともに溶かしていき・・・



好きな香りを加えます。
数あるエッセンシャルオイルを組み合わせて香りを嗅いでいき、自分や家族にとって心地よい組み合わせを探していくのですが、これが本当に楽しい作業ピカピカ
ウッド系やジンジャーの香りに南国風にグヮバも加え、特別に月桃の香りも使わせてもらいましたラブ


石けん液にある程度粘度が付いたところで色材を加えて紋様を付けていきますが、サンプルに基づき 先生が丁寧に教えてくれるので、初心者でも大丈夫チョキ



というか、ココまで仕上げると、どんな紋様でも愛おしくなってきますラブ
世界に一つだけの石けんです。


仕上がりは1ヶ月後。
「コールドプロセス」 という製法で、石けん自体が発生する熱で熟成させ、固まるのをゆっくりと待ちます。

この手作り石けんにはグリセリンという保湿成分が含まれ、その分しっとりとした使い心地になるのだとか。
また 界面活性剤は含まないので、排水しても自然を傷つけず環境保全にも。


個人的には 沖縄生まれの素材が、カラダにも自然にも優しく、そしてオシャレにキラキラ 生まれ変わる様を知ることができ、嬉しく楽しい体験でした。


この月桃石けん作りは通常レッスンの他、5月12日・27日に吉祥寺駅近くにて特別レッスンも開催されるそうです。
ご興味のある方はぜひお問い合わせください。
● DROPS @白金台
● 5/12、27 初夏の手作り石けんワークショップ@吉祥寺


花笠おまけの沖縄ネタ花笠
「てぃーあんだー」 とは、直訳すると 「手の脂」 。
「手の脂が染み込むほど 手間ひまかけた料理、愛情を注いだ料理」 という意味で、本来はお料理に対して使う言葉ですが、「食べても大丈夫なんじゃないか??」 と思えるほど安心・安全な材料で丁寧に作る石けんですので、あえてこの言葉を使ってみました ^ ^
※ 実際には食べられません!!