Kumy's Okinawan Food & Life Style

東京在住、ウチナーンチュのkumyです!
お料理をコアテーマに、「島の風」を感じる様々なカルチャーをお伝えします!

やーぐまい(家ごもり)の週末日曜日の晩ごはん、
名護・宮城ミートさんの黒琉豚アグーの切り落としで、グリーンカレーを作りました。


色んな部位がゴロゴロ入っていて、信じられないくらいのお値段びっくり!


これはお店に行かなくちゃ買えません。


アグーの脂は旨みと甘味の宝庫です!
甘味はパームシュガーではなく黒糖で付けましたが、それとは違う「旨々な甘さ」が広がります。


そして アグーの脂は融点が低めで、見た目以上にさらっと食べられるのも特徴です。


同じく名護市内の わんさか大浦パーク で買ったレモングラスも一緒に煮込んだら、
鼻に抜けるフレッシュで爽やかな香りも加わりましたラブ



名護市は 「アグー復活の里」 です。
詳しくはコチラ下の記事もどうぞ。

2020/02/16
「アグー」と「あぐー」!?
先日の沖縄帰省では、名護市を訪れました。海あり山あり、景色も空気もきれいです。(名護城公園より〜桜も見頃でした)名護市といえば、「アグーの里」であることをご存知でしょうか?今でこそ各地で出回っているアグー豚ですが、戦禍で途絶え、絶滅したと思われていました。そんな状況下、1981年に名護…




左名護市は今年2020年、市制50周年を迎えます。
キャラクターの名護親方(なぐうぇーかた)は琉球王朝時代を代表する偉人のお一人です。





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1月末、何年お会いしていないかも思い出せない汗 (25年は超えています)先輩、
玉城恭子(たましろ きょうこ)さんと再会しました。


SNSで私を見つけてくださり、ご連絡をいただいたたお陰です。

ここ1年 Facebook や Instagram でお互いの近況を把握していたので、久しぶりな感じはしません。
お会いした途端、何十年も会っていなかったとは思えないくらい、直ぐに打ち解けて色んな話をしました。


恭子さんは 那覇市首里にある 障害福祉サービス事業所HaNaCoLi の代表でいらして、
精神保健福祉士・社会福祉士・保育士の資格をもち、ハナコリでは、心に病を持った方々が幸せに暮らせる為の支援を行なっています。


そんな恭子さんがこの度、クラウンドファンディングを始めました。
私も大変共感していますので、応援の気持ちを込めて 紹介させていただきます。


クラウドファンディングのテーマは、

【一人の大人からの愛情が子どもの未来を変えるプロジェクト】

です。

児童福祉施設から卒業した子達の夢を叶えるための奨学金として、活用するとそうです。
詳細はコチラをご覧ください。



話を一旦逸らしまして、私の生い立ちについて、少し書きます。
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祖父母、両親、叔母、姉という家族構成の中で、沢山の愛情を受けて育ちました。
幼い頃に両親が離婚し、母親不在という家庭になってからは 時に寂しい思いや 肩身の狭い思いもしたものの、揺るぎない愛情・安心の中で生活してきたと思います。

父が再婚して母ができ、弟も生まれました。
年の離れた弟はとても可愛く、母と弟ができたことは、家族に新たな明るさをもたらしました。
14歳にして母親気分も味わいました。(笑)

何不自由なく生活していましたが、景気後退とともに家計も悪化し、高校・大学に進学したものの、家族には相当な経済的負担を強いてしまいました。
運良く大学の学費は 4年間ほぼ無償となり、高校・大学で受給した奨学金は、全額自分で返済したとはいえ、沖縄から遠く離れた地に住まわせるのは、相当な苦労だと思います。
私自身も「大学生活の思い出は?」と聞かれれば、真っ先に「アルバイト」と答えるほど、アルバイトに明け暮れた4年間でした。
(今も繋がっているバイト仲間もいて、宝物の4年間です)

私にとって 祖父母・両親が大学まで進学させてくれたことは、私の将来や夢を、身を削って 紡いでくれたということに他なりません。
そして、夢を持つことは当たり前のことで、未来が明るいものであると信じて疑わない心を育ててくれました。

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話を戻しますが、自分の育ってきた環境を振り返るにつけ、生まれ育った環境が沖縄の若い人たちの未来を閉ざさず 明るいものとなるよう、願わずにはいられません。

また、このプロジェクトを長年の友人である恭子さんがやっているから応援したいという気持ちも勿論ありますが、
それだけではなく、恭子さんの書いたこの文章が心が留まり、応援したいと思いました。
(以下、クラウドファンディング記事より抜粋)


「仕事で多数の児童施設から卒業した子達に出会いました。
その子達は産まれた頃から闘っています。
生きるために。
気づいたら両親はいなくて、大勢の中の一人として育ちます。
たった一人の大人からの特別な愛情がほしかったと話します。
そして、自尊心は奪われ
「どうせ夢を言っても自分には無理だし」
を前提にチャレンジする機会が少なく、
施設後は生きていくために働く選択肢が多いのが現状です。
その子達の夢を言葉にして話させてあげたい。
資金応援がそのきっかけの一つになるのではと思いました。」




沖縄の貧困率の高さは勿論知っていますが、その問題に対して具体的な行動を起こさずに ここまで来ました。
かたや、家族の愛情に支えられ、夢を持つことを当たり前として生きている自分がいます。

綺麗ごとかもしれませんが、この機会に 自分が受けてきた愛情を、沖縄の若い人たちに返していければと思っています。

この記事をきっかけに、プロジェクトに興味を持ってくださる方が一人でも増えることを心から願っています。




※ 寄付してくださる方へ: このクラウドファンディングは、目標金額の達成・未達成に関わらず、集まった金額がファンディングされますので、ご承知の上 ご登録ください。

先日の沖縄帰省では、名護市を訪れました。

海あり山あり、景色も空気もきれいです。

(名護城公園より〜桜も見頃でした)

名護市といえば、「アグーの里」であることをご存知でしょうか?


今でこそ各地で出回っているアグー豚ですが、戦禍で途絶え、絶滅したと思われていました。
そんな状況下、1981年に名護博物館が調査に乗り出し 僅かに生息していたアグーを見つけ出します。

アグー復活の立役者であり、名護博物館の初代館長でいらっしゃる 島袋正敏(しまぶくろせいびん)さんにもお目にかかえることができました。





雑種化したアグーの戻し交配を行い、戦前に近い形質を備えた豚が復活するのに 約10年の歳月がかかりました。

「アグーのみならず、沖縄の食文化を築いてきた在来文化資源を、当たり前のこととして復元しなければならないという想いで進めてきたが、当初はアグーの復活に興味を持つ人は少なかった」
と、島袋さんは振り返ります。


どのように風向きが変わったかは・・・また別のお話しでヒミツ


ところで タイトルに書いたように、アグーには「アグー」と「あぐー」があります。

近年出回っている「あぐー」(平仮名なのがポイント!)の多くが、在来種アグーと西洋種のハイブリッドです。
アグーは小柄で一度に産める赤ちゃんの数も少ないため 量産するのが難しいと言われていますが、それをカバーする豚種として多くの畜産農家さんが育てています。
結果、現在のように広く出回ることとなりました。

一方で、在来種にこだわって育てている畜産農家さんもいらっしゃいます。
「アグー」とカタカナで表記されている豚を見つけたら、もしかしたら両親ともに在来種DNAの希少なアグーかもしれません。

(カタカナ表記であっても ハイブリッド品種である場合もありますので、必ずしもではありません)


この度 名護で出会った「黒琉豚アグー」は、まさに希少な琉球在来豚アグーです。





赤身のしっかりとした肉質と旨み、脂身のさっぱりとした甘みが美味しい豚さん。
(kumyの感想です)

一般的な豚と比較した場合の特徴は、以下の通り。(宮城ミートさんのチラシより)
☆ 旨味成分が多い
☆ コレステロールが少ない
☆ ビタミン、コラーゲンが豊富
☆ 臭みが少ない
☆ 脂身が香ばしくさっぱり


3月の沖縄料理を作ろう会 では、その黒琉豚アグーを直売店よりお取り寄せし、ご紹介いたします。




名護の記録はまだまだ続く・・・
島袋正敏さんインタビューの様子は、また後日書いていきます。
泡盛の専門家でもいらっしゃるのですヒミツ

沖縄滞在中に、おきなわ野草料理の大家・料理研究家の宮城都志子先生とお会いする機会をいただきました。

さらにラッキーなことに、お会いした3日後に、名護で食べられる野草の観察会&試食会があるとお誘いいただき、突撃参加!



先ずは、名護城(なんぐすく)公園・比嘉所長によるフィールドワークです。


食べられる野草を次々と探し出していきます。


ちょうど桜も見頃で、高台の公園のなんと気持ちの良いこと・・・


都志子先生のクッキングの時間まで居られなかったため、フライングして準備風景を見学させていただき。








とーーーっても美しいラブナスタチューム(オレンジの花)、ナスタチュームの葉、桜の花をあしらったお寿司、
ナスタチュームの花と葉をふんだんに使った生春巻きなど、
美しいお料理が並びます。

生春巻きを味見させていただ居たのですが、
ナスタチュームの葉はわさび菜のようにピリッと辛く、良いアクセントに。
肉厚でシャキシャキとした食べ応えがあり、味も美味しい!

自然の恵みは美しく、そしてエネルギーを与えてくれるものだと、新たな感動をいただきましたピカピカ

沖縄に住んでいた時は意識しなかったくらい 当たり前にある自然と自然の恵み。
素晴らしい環境が備わった島であると、改めて教えていただく機会となりましたハート

都志子先生、関係者の皆様、素晴らしい体験をさせていただき、有難うございました。



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1/28〜2/3までの1週間、沖縄に帰省していました。

1週間も沖縄にいたのはどれくらいぶりだろう?という感じ。
ホント、色々な所に行き、多くの方々にお会いしました。

時間を作ってくださった皆様、心より感謝申し上げます。



👆 の写真は 屋我地島(名護市)のマングローブの森。
潮が引いているので、砂浜の根っこも顔を出しています。


今回はやんばる(沖縄本島北部)に3日間いて、初めて訪れる場所も沢山あり、
帰省というよりは、新たな沖縄を発見する「旅」のような感覚。


今回の旅について、こちらのブログにも追い追い書いていきたいと思いますが、写真中心の記録は Instagram(こちらからアクセスできます) にUPしています。


よろしければ、そちらをご覧いただきたいのと、

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※ Instagram に登録していなくても、フォローしていなくても、👆 のURLからご覧いただ毛ますので、お気軽に覗きにいらしてください。



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